高次脳機能障害で後遺障害等級認定獲得するポイント2

「隠れた後遺症」とも言われる高次脳機能障害

高次脳機能障害は一見してわかりにくく、本人も症状の自覚がない場合も多いので「隠れた後遺症」と呼ばれることもあります。症状もその度合も人によってさまざまなため、被害者本人よりも家族や友人が先に気づくこともあります。そのため、高次脳機能障害で適正な「後遺障害等級の認定」を受けるには、他の障害以上に注意すべきポイントがいくつかあります。 高次機能障害

事故直後|思い当たることがあれば、まずは受診しましょう

□話していて言葉が上手く出てこなかったり、同じ言葉を何度も言ってしまう。 □文章が上手く書けなかったり、数字がわからないことがある。 □些細なことですぐに怒ったり、泣いたり、感情の変化が激しくなった。 □ぼーっとしたり、注意散漫になったりして、ミスが増えた。 □計画性のない、突発的な行動が増えた。 □味覚や嗅覚の変化で好みが変わった。 □物忘れが増えた。 □歯磨きや着替えなど、日常の動作が上手くできなくなった。 □「空気が読めない」と感じることが増えた。 交通事故の前と後を比べて、こんな症状は出ていませんか?被害者本人ではなかなか気づきにくい、高次脳機能障害。家族や友人に比べてもらうことも大事です。

事故直後|意識障害についての記載や画像に注意

事故直後に救急搬送された病院に脳外科がない場合や脳外科医が不在の場合などには、頭部への検査などが不十分である可能性があります。特に内臓などにケガを負った場合などは、そのための緊急手術が優先され、頭部についてのCTやMRIの画像が不足している場合もあります。高次脳機能障害の中には、事故からしばらく経っていしまうと、画像所見が出なくなるケースもあります。そのため、事故直後から頭部の画像撮影、そして意識障害についての医師の所見が十分になされているかを確認する必要があります。

治療中|専門の病院で診察してもらいましょう

高次脳機能障害は、目に見えにくい障害です。だからこそ、障害に理解のある医療機関で治療を受けるべきです。脳神経外科や整形外科だけでなく、神経内科や神経心理学、リハビリなどにも対応できる病院で受診することをおすすめします。 また、リハビリを行うことにより症状が良くなる場合もありますので、できるだけリハビリを続けましょう。目に見えにくい障害だからこそ、リハビリの過程などの記録は高次脳機能障害だという重要な証拠資料にもなり、「後遺障害等級の認定」手続きの際にも役立ちます。

症状固定時|後遺障害診断書作成時の注意ポイント

リハビリを続けても、これ以上の症状改善が見込めなくなる時期を症状固定と呼びます。その際に「後遺障害等級の認定」手続きのために、主治医に後遺障害診断書を作成してもらいます。高次脳機能障害は目に見えにくい障害、つまり、客観的に第三者が認めにくくい障害です。従って、第三者に障害を認めてもらいやすいように、できるだけ客観的な証拠を提出することが大切です。そのため、後遺障害診断書以外にも、神経系統の障害を示す医学的意見や日常生活の状況報告など、高次脳機能障害であることを裏付ける書類を作成してもらう必要があります。 さらに、高次脳機能障害については、認知障害や行動障害についての検査が必要です。 知能検査…ウェクスラー成人知能検査/長谷川式簡易スケール改訂版 言語機能に関する検査…標準失語症検査 記憶検査…日本版ウェクスラー記憶検査/三宅式記銘力検査 遂行機能検査…ウィスコンシン・カード・ソーティングテスト

最後に|交通事故問題に詳しい弁護士にご相談ください

高次脳機能障害は「後遺障害等級の認定」が難しい障害です。交通事故で頭を強く打ったせいで記憶力が落ちたとしても、周囲の人にはわからないものです。しかし、事故直後から記憶力を補助するために、メモを取ることが増えたら、そのメモの数が証拠になることもあります。このように、細かなことの積み重ねで後遺障害として認定されたケースもあります。 高次脳機能障害は常日頃交通事故問題を取り扱う弁護士にとっても専門性が必要とされる分野のひとつです。私たちリーガルプラスでは、交通事故で高次脳機能障害になってしまった方の「後遺障害等級の認定」手続きや示談交渉も積極的にサポートしています。ぜひ、お一人やご家族で悩まずに、お気軽にご相談ください。
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