交通事故の後遺障害認定千葉・茨城・東京

固定症状について

症状固定とは何か

後遺障害と症状固定は密接な関係があります。後遺障害とは、交通事故による傷害と因果関係があり、将来においても回復が困難な状態であって、医学的に見て労働能力の喪失を伴うものをいいますが、症状固定の時点でそのような状態であるか否かを判断します。
すなわち、症状固定とは、症状がこれ以上治療を続けてもよくも悪くならない状態になったことをいいます。

症状固定の重要性

症状固定概念は、損害賠償請求における損害算定の基準として重要な役割を有しています。
症状固定は後遺障害の前提となる状態となりますから、症状固定にならなければ後遺障害の残存ということは生じないことになります。

他方で、症状固定ということになれば、それまでに損害として認められていた治療費や休業損害等は、原則として症状固定後には認められず、後遺障害による損害の中で評価されることになります。

また、障害部分の損害賠償請求権の消滅時効は事故日から起算すると考えられるのに対し、後遺障害による損害賠償請求権の消滅時効は症状固定時から起算すると考えられていますので、症状固定概念は消滅時効の起算点としての役割も有しているといえます。

このように、症状固定という概念は、損害賠償請求の場面において、被害者の損害を算定するにあたって、損害費目の切り分けを行うための役割、後遺障害による損害算定の基準時となる役割、消滅時効の起算点にもなるという重要な役割等を有しているということができます。