脳外傷に起因する高次脳機能障害を負った事故で、保険会社に対して裁判基準額で示談交渉を進め、約4700万円の賠償金を獲得した事案
- 公開日:
- 2023年5月26日
示談交渉後遺障害高次脳機能障害
- 解説弁護士
- 谷 靖介
K.Nさんのご両親・10歳未満・学生
- 受傷部位
- 頭部(脳)
- 後遺障害等級
- 7級4号
- 傷病名
- 脳挫傷
頭蓋骨骨折
高次脳機能障害
- 解決方法
- 示談交渉
- 弁護士費用特約
- あり
- 取得金額
- 約4700万円
ご依頼者の事故発生状況
- 事故態様
- (加害者)自動車/歩行者(被害者)
K.Nさんは、歩道を歩いていたところ、後ろからきた加害者車両にはねられました。この事故により、K.Nさんは頭蓋骨骨折、脳挫傷、高次脳機能障害等の大変重い傷害を負いました。その後、後遺障害を申請し、高次脳機能障害で7級4号の認定を受けました。
解決に向けた弁護士の活動内容
K.Nさんのご両親よりご相談を受けた際、お子様の大変重い傷害に対し、当事務所の弁護士は心が押しつぶされる思いでしたが、できるかぎりご両親の心情に寄り添い、症状固定後にご依頼を受けることとなりました。
まず弁護士は、手続きなどでご両親に負担がかからないよう配慮しながら後遺障害を申請し、自賠責保険の後遺障害認定で、7級4号の認定を受けました。
しかし、訴訟では後遺障害等級について、自賠責保険と異なる認定がなされる可能性もある事案でした。このため、まずは裁判基準額で交渉し、保険会社の回答次第で訴訟提起も検討する、という方針をとることにしました。
保険会社からは当方の請求額について、当初、約900万円低い金額で提示がありました。そのため、訴訟になった際は、遅延損害金や弁護士費用も加算されることを保険会社に説明し、交渉をしたところ、最終的にこちらの当初請求額に歩み寄った金額で示談することができました。
弁護士による事例総括
交通事故により重い傷害や後遺障害を負った場合、被害者及びご家族の方が被る多大な肉体的・精神的苦痛に対して、適切な賠償額が支払われる必要があると考えます。
本件については、どのような結果であっても、ご家族のお気持ちの整理がつかない面もあったと思います。それゆえ、適切な賠償金の獲得がなされないことは許されないという思いで示談交渉に臨みました。
交通事故に遭われた場合、保険会社が提示する賠償額で示談してしまう方も多いかと思います。しかし、弁護士が介入すれば裁判基準による金額で示談交渉し、場合によっては訴訟等を提起して、適切な賠償額の獲得に努めます。
また、弁護士にご依頼いただいた場合、後遺障害申請、示談金の増額交渉、訴訟活動など、解決にいたるまで様々な場面でご依頼者の心情に寄り添いながら親身にサポートいたします。
交通事故被害でお悩みや困りごとがあれば、問題を抱え込まず一度弁護士にご相談してみてください。状況をふまえた適切なアドバイスに努め、それが解決の一助となれば幸いです。