後遺障害併合14級の認定を受けているご依頼者に、後遺障害逸失利益についての提案がない保険会社の低額な提示額に対し、裁判基準で交渉、大幅に増額することができた事案
- 公開日:
- 2023年5月18日
示談交渉後遺障害
- 解説弁護士
- 谷 靖介
K.Rさん・30歳代・会社員
- 受傷部位
- 背骨(頚椎・腰椎)
- 後遺障害等級
- 併合14級
- 傷病名
- 頚椎捻挫
胸椎捻挫
腰椎捻挫
- 解決方法
- 示談交渉
- 弁護士費用特約
- あり
- 取得金額
- 約320万円
ご依頼者の事故発生状況
- 事故態様
- (加害者)自動車/自動車(被害者)
ご依頼者のK.Rさんは、信号待ちをしていたところ、後ろから加害者の車に追突されました。K.Rさんは、頚椎捻挫、胸椎捻挫、腰椎捻挫等の傷害を負い、後遺障害として、右頚部痛、腰痛、右手のしびれ等の症状が残り、併合14級の後遺障害が認定されました。
解決に向けた弁護士の活動内容
ご依頼者のK.Rさんは、保険会社から示談金額の提示がなされた後、当事務所へご相談にこられました。当事務所の弁護士が示談提示額を確認したところ、裁判基準よりも低い金額が提示されており、増額の見込みもあったことから、K.Rさんは当事務所にご依頼されました。
保険会社の事前提示額が裁判基準額よりも低額であったため、傷害慰謝料、後遺障害慰謝料、後遺障害逸失利益について、裁判基準額で請求し、交渉をしました。その結果、総額で当初提示額より約160万示談金を増額することができました。
また、K.Rさんは後遺障害について併合14級を獲得したにもかかわらず、保険会社から後遺障害逸失利益についての提案がありませんでした。そのため、弁護士が裁判基準額で計算して約120万円を請求し、保険会社と交渉したところ、約110万円で示談することができました。
弁護士による事例総括
保険会社からの示談提案額が適切かどうか、被害者の方がご自身で判断することは難しいと思います。また、それほど複雑な事件でなければ、短期間で解決することも多くあります。保険会社からの示談提案額が適切かわからない場合、悩みを抱えず一度弁護士に相談されることをおすすめします。