交通事故に関する解決事例 21

事故により頚部と腰部を中心に痛みやしびれが残ってしまったが、納得いくまで後遺障害等級認定についての手続を行い示談解決に至った事案

解説弁護士
谷 靖介

K.Sさん・40歳代・会社員

受傷部位
背骨(頚椎・腰椎)
後遺障害等級
14級
傷病名
腰椎捻挫
頚椎捻挫
解決方法
示談交渉
弁護士費用特約
あり
取得金額
420万円

ご依頼者の事故発生状況

事故態様
(加害者)自動車/自動車(被害者)

ご依頼者のK.Sさんは、自動車を運転して道路を走行している最中、渋滞に遭遇したためその最後尾に停車したところ、後続の車両がそれに気づかなかったか、又は、気付いてブレーキを踏んだが間に合わなかったかのいずれかが原因で追突されました。

この事故により、頚椎捻挫、腰椎捻挫等のケガを負い、整形外科へリハビリ等のために通院を続けると共に、整形外科の主治医の先生に確認・了承を得た上で、整骨院で施術を受けていました。

解決に向けた弁護士の活動内容

ご依頼者のK.Sさんは、初めての交通事故で、手続の流れがよくわからず不安ということ等から法律相談にご来所され、治療開始から1か月程度の段階で当事務所が受任させていただきました。

K.Sさんはリハビリ治療を続けましたが、痛みや痺れが残り、自賠責保険へ被害者請求を行った結果、後遺障害等級14級の認定を受けました。

しかしK.Sさんは、後遺障害等級認定の理由中の判断において、納得できない部分があることを弁護士にお伝えしていました。そこで当事務所において調査したところ、異議申立てを行った場合には理由中の判断が変更になり、結論も変わる可能性があると判断し、異議申し立てを行いました。

その結果、後遺障害等級14級という結論自体は変わりませんでしたが、K.Sさんが求めていた点に対する考えが理由中の判断の中で示され、納得感を持って示談交渉に進むことができました。

この後、弁護士が保険会社と示談交渉を行い、約420万円の賠償金を獲得することができました。

弁護士による事例総括

事案としては、追突事故によって頚椎捻挫・腰椎捻挫のケガを負うという、交通事故の中では比較的数の多いものでした。

しかし、治療を終えても事故前にはなかった痛みやしびれ等の症状が続いていました。そこで、自賠責保険に対して被害者請求を行い、後遺障害等級認定を受けましたが、感じている症状と後遺障害等級認定の理由において、ご依頼者のK.Sさんは不安と不満を感じていました。

当事務所で資料を分析して確認したところ、K.Sさんの不安や不満は理解できるものであり、異議申立てを行うことが相当であると判断し、異議申し立てを行いました。

後遺障害等級認定結果が保険会社から届いた際に、理由中の判断に気になる点がある場合には、弁護士が分析した上で考えられる対応をお伝えし、弁護士が代理人として必要な手続を行うことが可能です。

本件のように、後遺障害等級認定結果の理由中の判断に疑問があるときは、一度弁護士にご相談されることをおすすめします。

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