相手方保険会社から低額の賠償金を提示され、裁判所基準に基づいて粘り強く交渉した結果、約2.4倍の賠償金を獲得した事案
- 公開日:
- 2023年4月28日
示談交渉
- 解説弁護士
- 谷 靖介
T.Yさん・20歳代・会社員
- 受傷部位
- 背骨(頚椎・腰椎)
- 後遺障害等級
- 非該当
- 傷病名
- 腰椎捻挫
頚椎捻挫
頭部打撲
- 解決方法
- 示談交渉
- 弁護士費用特約
- なし
- 取得金額
- 約40万円
ご依頼者の事故発生状況
- 事故態様
- (加害者)自動車/自転車(被害者)
ご依頼者のT.Yさんは、丁字路を通過しようとしたところ、左折しようとした前方不注視の相手自動車に衝突されました。この事故により、頚椎捻挫等のケガを負いました。
解決に向けた弁護士の活動内容
ご依頼者のT.Yさんは、約3か月の通院の後、相手方保険会社から送付された示談提案が適正なのか疑問を持たれ、ご来所されました。
担当弁護士が示談書を拝見したところ、賠償金増額の見込みがあったため、その旨をお伝えし、ご依頼いただきました。
保険会社は、自賠責保険の支払い基準に基づいて傷害慰謝料を算出し、T.Yさんに提案をしていました。これは、裁判所基準からすると、大変低額なものです。
これに対して当方は、裁判所基準に基づいて請求を行いました。保険会社は、裁判所基準満額の支払いは認めなかったものの、粘り強く交渉した結果、裁判所基準に近い金額での和解に応じました。
弁護士による事例総括
本件は、主たる争点が傷害慰謝料であり、このような事例は多くみられます。
こうしたケースでは、弁護士にご依頼いただくことで保険会社も一定程度譲歩し、裁判所基準に近い金額で示談するケースが多いです。
また、争点が限られているため、示談交渉も比較的スムーズで、本件ではご依頼から約2か月で解決しました。
同じような事案で保険会社からの示談提案額が適正かお悩みの方は、一度弁護士に相談されることをおすすめします。