交通事故に関する解決事例 154

保険会社からの低額な示談提案と過失内容に納得がいかず弁護士へ相談、弁護士が交渉して当初提案より約2.5倍の賠償金を獲得した事案

担当弁護士
今井 浩統

H.Tさん・70歳代・主婦

受傷部位
背骨(頚椎・腰椎)上肢下肢
後遺障害等級
14級9号
傷病名
頚椎捻挫
腰椎捻挫
左肋骨打撲挫傷
頭部打撲
左肩挫傷
左膝打撲
左足関節挫傷
右TFCC損傷
解決方法
示談交渉
弁護士費用特約
あり
取得金額
450万円

ご依頼者の事故発生状況

事故態様
(加害者)自動車/原付(被害者)

ご依頼者のH.Tさんは、交差点手前において、相手方車両が停止していたことを確認し、交差点を通過したところ、交差点を通過し終わるくらいの位置を走行中、突如、相手方車両が発進し、H.Tさんの車両後部に衝突しました。

H.Tさんは頚椎捻挫、腰椎捻挫、左肋骨打撲挫傷、頭部打撲、左肩挫傷、左膝打撲、左足関節挫傷、右TFCC損傷の大ケガを負い、通院治療を経て後遺障害14級9号が認定されました。

解決に向けた弁護士の活動内容

ご依頼者のH.Tさんは、ご自身に過失が認められることに納得がいかず、当事務所に相談に来られました。

相手方保険会社からの提案を確認したところ、相手方主張の過失を考慮したとしても、提案額があまりに低額であったため、その場で受任となりました。

早速弁護士が相手方保険会社と交渉にあたり、争点は休業損害と逸失利益の2点ありました。

休業損害について、相手方保険会社の当初提案は35万円程度と低額でしたが、弁護士が適切に反論を重ねて交渉を進め、最終的に215万円程度で合意となりました。

逸失利益については、保険会社の当初提案が0円と、まったく考慮されておりませんでしたが、こちらについても弁護士が適切に交渉を重ね、最終的には約80万円で合意することができました。

弁護士による事例総括

高齢女性の場合、働いていないことが多いため、休業損害や逸失利益は請求できないものと思われている方が多いです。

また、インターネットを使って調べる方も多くないため、このあたりの情報を知らない高齢者も多いと感じています。

本件で明らかなように、高齢女性であっても高額な賠償金を獲得できるケースがあります。

お母様やお祖母様が交通事故被害に遭われた方がおられるようでしたら、ぜひこちらの解決事例をお話しいただき、ご一緒に法律事務所に相談いただけたらと思います。

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