低額な傷害慰謝料の示談内容に対し裁判所基準を元に粘り強く交渉、約1.5倍の賠償金を獲得した事案
- 公開日:
- 2023年5月23日
示談交渉
- 解説弁護士
- 谷 靖介
G.Zさん・40歳代・会社員
- 受傷部位
- 背骨(頚椎・腰椎)
- 後遺障害等級
- 非該当
- 傷病名
- 頚椎捻挫
腰椎捻挫
- 解決方法
- 示談交渉
- 弁護士費用特約
- なし
- 取得金額
- 約80万円
ご依頼者の事故発生状況
- 事故態様
- (加害者)自動車/自動車(被害者)
ご依頼者のG.Zさんは、信号待ちで停車中、右折してきた前方不注視の加害者車両に衝突されました。この事故により、頚椎捻挫等のケガを負いました。
解決に向けた弁護士の活動内容
ご依頼者のG.Zさんは、約7か月の通院治療の後、相手方保険会社から送付されてきた示談提案が適正なのか疑問を持たれ、相談にこられました。
弁護士が示談書を拝見すると、賠償金増額の見込みがあり、その旨お伝えしたところ、ご依頼いただくこととなりました。
保険会社は、自社の支払い基準に基づいて傷害慰謝料を算出し、G.Zさんに提案をしていました。任意保険会社の支払い基準は、裁判所基準からすると低額なものとなっていることが多いです。
これに対して当方は、裁判所基準に基づいて請求を行いました。保険会社は、裁判所基準満額の支払いは認めなかったものの、粘り強く交渉した結果、裁判所基準に近い金額での和解に応じ、当初の提示額から約1.5倍の金額で和解が成立しました。
弁護士による事例総括
本解決事例は、主たる争点が傷害慰謝料であり、このような事例は多くみられます。こういった事例では、弁護士にご依頼いただくことで、保険会社も一定程度譲歩し、裁判所基準に近い金額で示談するケースが多いです。また、争点が限られているため、示談交渉も比較的スムーズです。
同じような事案で、保険会社からの示談提案額が適正かお悩みの方は、一度弁護士にご相談されることをおすすめします。