相続トラブルの解決事例 56
相続トラブルの解決事例 56
被相続人が、相手方に対して遺産の全てを相続させる旨の遺言書を作成していたことから、ご相談にこられたM.Iさんには遺留分の問題が発生しており、さらに、遺産のなかには不動産が複数含まれていたため、その評価額をどのように扱うかも焦点となっている事案でした。
ご依頼者のM.Iさんの遺留分を侵害していることは明らかであったため、早期に相手方へ遺留分の支払いに関する提案を行ったところ、相手方に代理人が就任しました。
しかし、その代理人は当方からの連絡に応じず、交渉することができなかったため、調停を申し立てることとなりました。
調停においては当方の主張がほぼ認められ、交渉時の提案とほぼ同額で調停が成立しました。
相手方が交渉に応じなかったため、時間を要しましたが受任当初の見立てどおりの解決となったため、M.Iさんには大変喜んでいただけました。
被相続人が他の相続人にすべての財産を遺贈する遺言書を残していたため弁護士が遺留分を請求、ご依頼者の納得いくかたちで早期に解決した事案
被相続人の生前より全く交流のない他の親族との間でスムーズに協議を行い、適正な遺留分の提供を受けることができた事案
不自然な遺言内容に対して弁護士が作成経緯を調査し、紛争が拡大しないよう丁寧に和解調整を進めて適正な遺留分を確保した事案
母親の遺言内容に不自然な点が多いことから弁護士に遺留分侵害額請求を依頼、相続税調整もふまえた適正な遺留分を獲得できた事案
法定相続分を超える無理筋な遺留分請求に対し、弁護士が毅然と交渉拒絶の姿勢を示したことで解決に至った事案
被相続人の預金の無断引出しと相手方に全て相続させる旨の遺言があったため遺留分を請求、相手が無視したため弁護士が訴訟を提起し、ご依頼者が不利にならないよう先手で対応、金銭支払いで和解した事案
遺産総額と同程度の金額の生命保険金を取得していた相手方に、例外的に遺留分の基礎財産に含まれることを前提に遺留分侵害額を請求。協議により、生命保険金の受取金額を遺留分の基礎財産に含めて計算することで合意・取得できた事案
相手方からの開示資料だけに頼らず、遺産の調査をしっかり確認・分析し可視化したことで、ご依頼者の希望するかたちで解決できた事案