相続トラブルの解決事例 49
相続トラブルの解決事例 49
被相続人の自宅土地・建物の処理のほか、保険金の分配や生前の引き出し預金なども問題になった事案です。ご相談者のM.Uさんは、預金の使途や遺品の管理について相手方から厳しく追及を受けたため、当事務所にお越しになりました。
弁護士がお話を伺い、調査をしてみると、相手方からの追及は、ほとんど根拠のないものでした。
このため、弁護士が間に入って遺産分割協議を進める旨を伝え、ご依頼者のM.Uさん本人に対する連絡をストップさせました。また、遺産分割に関係のない内容については回答をしない姿勢を明確に示しました。
引き出した預金については使途をきちんと整理・分析して交渉を行い、自宅不動産についても、遺産分割前に売却をしてから現金で分ける方向での協議を進め、無事に遺産分割協議が成立しました。
この事例は、遺産分割の内容自体は、それほど法律的に複雑な状況ではありませんでした。内容よりも、被相続人(親)が亡くなるまでの経緯や親戚関係による感情対立により、スムーズな遺産分割が困難となっていたものです。
このため、弁護士が間に入って争点について整理を行い、法律上はどのような定めになっているのか、裁判所での調停・審判をしたらどのような結論になる見込みであるのか、交通整理を行いました。
その結果、活動開始の時点で想定していたよりも早く、協議で解決することができました。
土地の遺産相続で意見対立が先鋭化、弁護士が相手相続人の意向を引き出した上でご依頼者の意向をすり合わせ、お互いが納得の行く遺産分割で解決した事案
相手配偶者の干渉が強く当事者間の協議が困難ななか、分割提案を工夫し、約4か月の交渉によって遺産分割協議が成立した事案
相続人が多く協議がまとまらない遺産分割で、弁護士が裁判所の手続きにならないよう粘り強く具体的な遺産分割の提案と説明を行い、約9か月で解決した事案
都内の土地が遺産の中心で、当事者間での協議は困難であったが速やかな交渉の結果、代償金提供方式で遺産分割協議が成立した事案
被相続人の養母に面識のない実子がいたため遺産分割協議を弁護士に依頼、弁護士がご依頼者の希望や経緯を丁寧に実子に伝え、ご依頼者の希望に沿う形で解決した事案
感情的な対立に発展した遺産分割協議で、弁護士が相手と丁寧に接触したことで本音を引き出し、お互いが納得できる提案を行い早期に解決した事案
行方不明の相続人がいたため、弁護士が不在者財産管理人の選任を家庭裁判所に申立てて遺産分割協議を進め、スムーズに協議を成立させた事案
相続発生から10年が経過し、数次相続も発生していた相続問題で、弁護士が遺産目録を作成して遺産分割協議を行い、丁寧な交渉によりご依頼者の希望するかたちで解決した事案
被相続人の不動産処理で相手方相続人と意見の相違があり、当事務所の弁護士が適切な代償金の支払いによる交渉を進め、ご依頼者の納得いくかたちで遺産分割協議が成立した事案
ご自身で遺産分割協議を進めていたが協議がまとまらず、当事務所の弁護士が間に入り、遺産分割協議全体をやり直すかたちで解決した事案