相続トラブルの解決事例 52
相続トラブルの解決事例 52
ご依頼者のD.Sさんは、被相続人の姉でした。被相続人は生涯独身であり、また、相続人には半血兄妹や代襲相続人も存在していました。相続人が多く、それぞれの意向が一致せずに遺産分割協議が進められないことから当事務所にお越しになられました。
当職の受任当初は、当職受任前の遺産分割協議の内容(主に遺産分割方法)に協力が得られなかった相手方らが、協議に協力してくれるかどうかわかりませんでした。
当職にて遺産調査を終えて調査資料を全て開示しながら、具体的な遺産分割方法の提案を行いました。
遺産分割案の提案以降も、当方と相手方らとの意向は一致しない期間が続きましたが、当職から、仮に調停や審判に進んだとしても、相手方らの主張は採用されないことを説明しながら協議を進めていきました。
当職の受任当初は、相手方らの不合理な主張が頑なであったため、協議での解決は難しく、裁判所の手続きによる解決も視野に入れておりました。
もっとも、相続人の中にはご年配の方が多く、裁判所への出席による労力、時間や費用においても負担が大きくならないように、可能な限り交渉による早期解決が最善であると判断し、協議で解決を図れるように進めました。
そして、電話と書面による連絡を続けることによって、当初は非協力的であると思われた相手方らからの協力が得られ、ご依頼から約9か月で解決となりました。
今回のケースのように、弁護士が介入して、協議で解決に至らなかった場合のその後のシナリオを相手方らへ説明することによって相手方が納得し、協議で比較的早期に解決する場合もございます。
当事務所は相続案件及び相続派生紛争案件を多く取り扱っておりますので、お困りの方はお気軽にお問い合わせいただければと思います。
土地の遺産相続で意見対立が先鋭化、弁護士が相手相続人の意向を引き出した上でご依頼者の意向をすり合わせ、お互いが納得の行く遺産分割で解決した事案
相手配偶者の干渉が強く当事者間の協議が困難ななか、分割提案を工夫し、約4か月の交渉によって遺産分割協議が成立した事案
他の相続人より預金の管理等を巡って根拠のない追求が続いたため弁護士が間に入り、遺産分割の争点を整理しながら丁寧に協議を行い早期に解決した事案
都内の土地が遺産の中心で、当事者間での協議は困難であったが速やかな交渉の結果、代償金提供方式で遺産分割協議が成立した事案
被相続人の養母に面識のない実子がいたため遺産分割協議を弁護士に依頼、弁護士がご依頼者の希望や経緯を丁寧に実子に伝え、ご依頼者の希望に沿う形で解決した事案
感情的な対立に発展した遺産分割協議で、弁護士が相手と丁寧に接触したことで本音を引き出し、お互いが納得できる提案を行い早期に解決した事案
行方不明の相続人がいたため、弁護士が不在者財産管理人の選任を家庭裁判所に申立てて遺産分割協議を進め、スムーズに協議を成立させた事案
相続発生から10年が経過し、数次相続も発生していた相続問題で、弁護士が遺産目録を作成して遺産分割協議を行い、丁寧な交渉によりご依頼者の希望するかたちで解決した事案
被相続人の不動産処理で相手方相続人と意見の相違があり、当事務所の弁護士が適切な代償金の支払いによる交渉を進め、ご依頼者の納得いくかたちで遺産分割協議が成立した事案
ご自身で遺産分割協議を進めていたが協議がまとまらず、当事務所の弁護士が間に入り、遺産分割協議全体をやり直すかたちで解決した事案