相続トラブルの解決事例 40
相続トラブルの解決事例 40
ご相談者Z.Tさんの弟の相続が発生したところ、異母兄弟やその子(ご相談者から見て甥姪)が多数おり、法定相続人が10人以上いることに加え、その中に行方不明者がおり、どのように遺産分割すればよいか分からなかったため、当事務所へご相談に来られました。
行方不明の相続人について、家庭裁判所へ不在者財産管理人の選任を申立て、裁判所から選任された不在者財産管理人と遺産分割協議を行いました。
不在者財産管理制度は、家庭裁判所の監督の下で不在者の財産を管理する制度です。財産を管理する不在者財産管理人は、利害関係人等の申立てに基づき家庭裁判所により選任され、不在者の財産の管理を行います。
不在者財産管理人には、親族又は弁護士、司法書士などの第三者が選任されます。
受任後、行方不明の相続人に関して、事情をよく知る親族に聞き取りを行いました。その結果、長らく自宅アパートに戻っておらず、勤務先にも出勤していないこと、既に警察へ行方不明の届出をしているが見つかっていないことが分かりました。
親族の協力を得て、裁判所に行方不明となっている事情を説明した結果、無事に不在者財産管理人を選任してもらうことができました。
相続人が多数いましたが、法定相続分に基づいて遺産分割案を作成したところ、全ての相続人から同意を得ることができました。
また、不在者財産管理人からも分割内容に同意を得られたため、不在者財産管理人選任後は、スムーズに遺産分割協議を成立させることができました。
なお、不在者財産管理人は不在者の利益を守るため、基本的に法定相続分を下回る遺産分割協議には応じられず、また、裁判所の許可がないと遺産分割に応じられませんが、本件では、不在者財産管理人や裁判所から反対されることなく進められました。
土地の遺産相続で意見対立が先鋭化、弁護士が相手相続人の意向を引き出した上でご依頼者の意向をすり合わせ、お互いが納得の行く遺産分割で解決した事案
相手配偶者の干渉が強く当事者間の協議が困難ななか、分割提案を工夫し、約4か月の交渉によって遺産分割協議が成立した事案
相続人が多く協議がまとまらない遺産分割で、弁護士が裁判所の手続きにならないよう粘り強く具体的な遺産分割の提案と説明を行い、約9か月で解決した事案
他の相続人より預金の管理等を巡って根拠のない追求が続いたため弁護士が間に入り、遺産分割の争点を整理しながら丁寧に協議を行い早期に解決した事案
都内の土地が遺産の中心で、当事者間での協議は困難であったが速やかな交渉の結果、代償金提供方式で遺産分割協議が成立した事案
被相続人の養母に面識のない実子がいたため遺産分割協議を弁護士に依頼、弁護士がご依頼者の希望や経緯を丁寧に実子に伝え、ご依頼者の希望に沿う形で解決した事案
感情的な対立に発展した遺産分割協議で、弁護士が相手と丁寧に接触したことで本音を引き出し、お互いが納得できる提案を行い早期に解決した事案
相続発生から10年が経過し、数次相続も発生していた相続問題で、弁護士が遺産目録を作成して遺産分割協議を行い、丁寧な交渉によりご依頼者の希望するかたちで解決した事案
被相続人の不動産処理で相手方相続人と意見の相違があり、当事務所の弁護士が適切な代償金の支払いによる交渉を進め、ご依頼者の納得いくかたちで遺産分割協議が成立した事案
ご自身で遺産分割協議を進めていたが協議がまとまらず、当事務所の弁護士が間に入り、遺産分割協議全体をやり直すかたちで解決した事案