離婚・不倫慰謝料に関する解決事例 01

夫に突然離婚調停を起こされたことから、弁護士がご依頼者の希望する財産分与などの条件を提示・交渉を進め、納得のいく合意ができた事案

解説弁護士
齋藤 碧

ご依頼者:G.Rさん・60歳代・女性

婚姻期間
約38年
子ども
2人(成人)
解決までの期間
約1年

ご依頼者の状況

ご依頼者のG.Rさんは、20年ほど前よりあまり帰ってこなくなった夫から、突然離婚調停を起こされました。夫を信頼していたのに裏切られた気持ちとなり、それであれば今後自分の生活がきちんと成り立つ条件で離婚をしたいとのことで、相談に来られました。

解決に向けた弁護士の活動内容

本件では、夫の収入に頼って生活していたご依頼者のG.Rさんが、今後もきちんと生活していけるだけの財産分与を得ることが重要なポイントでした。また、G.Rさんは、「夫から裏切られた」という気持ちが強かったため、調停の手続きの中で、G.Rさんの意思を適切な形で伝えていくことも重要であったと考えています。

既に夫側から離婚調停を起こされていましたので、ご依頼をいただいてから、直ちにG.Rさんの希望する条件や心情を書面にまとめ、調停において夫側に提示しました。夫側から大きな反論はなく、早期に合意に至り、調停が成立いたしました。

弁護士による事例総括

ご依頼者のG.Rさんが望む財産分与について、きちんとヒアリング・調査し、目録を作成して相手方に提示しました。また、本件でG.Rさんは、離婚は免れないと理解しつつも、夫に裏切られたという気持ちが強かったため、G.Rさんの心情を陳述書という形にまとめ、相手方に提示した結果、財産分与について、こちらにかなり有利な条件で調停成立に至ることができました。

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