相続トラブルの解決事例 18
相続トラブルの解決事例 18
ご依頼者は、母から人づてに父が亡くなったことを聞きいたものの、母や姉とは連絡を取らないようにしており、今後も自分からは連絡をしたくないので、代理人が間に入って交渉してほしいという強い要望がありました。
一方、以前に父の遺産は要らないという手紙を送っていたため、これによって相続できなくなったのではないかということを気にされていました。
遺産については、法定相続分を金銭で取得することを希望していました。
ご依頼者には、個人的な事情により、母や姉とは接触したくないという強い希望があったため、ご相談いただいた日にご依頼いただくことになりました。
過去の手紙等については、相続放棄の手続きを行ったわけではありませんので、遺産分割協議への影響はなく、そのまま交渉を行うこととしました。
ご依頼者の記憶、被相続人の生活歴等から、被相続人の遺産調査を行いました。遺産調査終了後、相手方である母と連絡を取り、遺産分割の協議を行いました。相手方である姉については、母の意向に沿うとのことであり、交渉には介入しませんでした。
その後、相手方の母と何度か協議を重ね、遺産分割協議書の作成に至りました。
遺産の全容を正確に把握したうえ、ご依頼者本人が相手方と接触することなく、遺産分割協議を成立させることができました。
法定相続分の遺産を現金で取得することができましたので、ご依頼者の希望通りの解決となりました。
ご依頼から解決まで5か月ほどでしたので、相続事件においては比較的早く解決することができた事件だと思います。
土地の遺産相続で意見対立が先鋭化、弁護士が相手相続人の意向を引き出した上でご依頼者の意向をすり合わせ、お互いが納得の行く遺産分割で解決した事案
相手配偶者の干渉が強く当事者間の協議が困難ななか、分割提案を工夫し、約4か月の交渉によって遺産分割協議が成立した事案
相続人が多く協議がまとまらない遺産分割で、弁護士が裁判所の手続きにならないよう粘り強く具体的な遺産分割の提案と説明を行い、約9か月で解決した事案
他の相続人より預金の管理等を巡って根拠のない追求が続いたため弁護士が間に入り、遺産分割の争点を整理しながら丁寧に協議を行い早期に解決した事案
都内の土地が遺産の中心で、当事者間での協議は困難であったが速やかな交渉の結果、代償金提供方式で遺産分割協議が成立した事案
被相続人の養母に面識のない実子がいたため遺産分割協議を弁護士に依頼、弁護士がご依頼者の希望や経緯を丁寧に実子に伝え、ご依頼者の希望に沿う形で解決した事案
感情的な対立に発展した遺産分割協議で、弁護士が相手と丁寧に接触したことで本音を引き出し、お互いが納得できる提案を行い早期に解決した事案
行方不明の相続人がいたため、弁護士が不在者財産管理人の選任を家庭裁判所に申立てて遺産分割協議を進め、スムーズに協議を成立させた事案
相続発生から10年が経過し、数次相続も発生していた相続問題で、弁護士が遺産目録を作成して遺産分割協議を行い、丁寧な交渉によりご依頼者の希望するかたちで解決した事案
被相続人の不動産処理で相手方相続人と意見の相違があり、当事務所の弁護士が適切な代償金の支払いによる交渉を進め、ご依頼者の納得いくかたちで遺産分割協議が成立した事案