相続トラブルの解決事例 06
相続トラブルの解決事例 06
親の面倒をみていた相続人からのご相談でした。
被相続人である親の財産を管理していたため、遺産分割すべき相続財産があることは知っていましたが、共同相続人であるきょうだいと連絡が取れず、どのように対応してよいかお困りでした。
他の相続人に連絡が取れない人がいる場合、調査して所在が判明するか、という問題があります。最終的に所在が判明しない場合、不在者財産管理人の選任申立など、裁判手続が必要となります。
また、連絡が取れない相続人の所在が判明した場合、協議に応じるかどうか、という問題もあります。ご依頼前に担当弁護士より、これらの点を含めて今後の見通しをご案内しました。
弁護士の職権を活用し、他の相続人の所在を調査しました。調査の結果、所在は判明し連絡を取ることができましたが、協議成立が見込めないような対応でした。
協議成立が難しいことから、調停手続に移行し、裁判所を交えて遺産分割の内容を話し合いました。最終的にご依頼者が、「他のきょうだいと争いたくない」との希望を抱いたことから、譲歩して調停成立するに至りました。
他の相続人と連絡が取れずに全く進展がなかった遺産分割を、最終的に調停を成立させて解決することができました。
連絡の取れない相続人がいる場合、その方を除外して遺産分割を進めることは困難です。専門家の力なしに解決することは期待できませんので、このようなケースでは一度弁護士に相談されることをお勧めいたします。
土地の遺産相続で意見対立が先鋭化、弁護士が相手相続人の意向を引き出した上でご依頼者の意向をすり合わせ、お互いが納得の行く遺産分割で解決した事案
相手配偶者の干渉が強く当事者間の協議が困難ななか、分割提案を工夫し、約4か月の交渉によって遺産分割協議が成立した事案
相続人が多く協議がまとまらない遺産分割で、弁護士が裁判所の手続きにならないよう粘り強く具体的な遺産分割の提案と説明を行い、約9か月で解決した事案
他の相続人より預金の管理等を巡って根拠のない追求が続いたため弁護士が間に入り、遺産分割の争点を整理しながら丁寧に協議を行い早期に解決した事案
都内の土地が遺産の中心で、当事者間での協議は困難であったが速やかな交渉の結果、代償金提供方式で遺産分割協議が成立した事案
被相続人の養母に面識のない実子がいたため遺産分割協議を弁護士に依頼、弁護士がご依頼者の希望や経緯を丁寧に実子に伝え、ご依頼者の希望に沿う形で解決した事案
感情的な対立に発展した遺産分割協議で、弁護士が相手と丁寧に接触したことで本音を引き出し、お互いが納得できる提案を行い早期に解決した事案
行方不明の相続人がいたため、弁護士が不在者財産管理人の選任を家庭裁判所に申立てて遺産分割協議を進め、スムーズに協議を成立させた事案
相続発生から10年が経過し、数次相続も発生していた相続問題で、弁護士が遺産目録を作成して遺産分割協議を行い、丁寧な交渉によりご依頼者の希望するかたちで解決した事案
被相続人の不動産処理で相手方相続人と意見の相違があり、当事務所の弁護士が適切な代償金の支払いによる交渉を進め、ご依頼者の納得いくかたちで遺産分割協議が成立した事案