相続トラブルの解決事例 03

ご依頼者及びごきょうだい以外に法定相続人がいることが判明、争わず早期に解決を望むご依頼者の希望に沿って丁寧に対応、解決した事案

解決事例03

解説弁護士
谷 靖介
トラブル内容
遺産分割協議
解決方法
交渉
ご依頼者
M.Kさん
受任年
2014年
解決年
2015年

相続トラブルの概要

親の相続が発生し、遺産分割をするために戸籍を取り寄せたところ、ご相談者のきょうだい以外に相続人がいる可能性が明らかになりました。

「この人物は相続人になるのか」
「自分たち以外に相続人がいる場合、どうしたらよいか」

どのように対処してよいかわからず、当事務所にお越しになられました。

解決に向けてのポイント

ご持参いただきました戸籍を担当弁護士が確認したところ、ご相談者・ご相談者のきょうだい以外に法定相続人がいるとの結論になりました。

そのため、当事務所の弁護士より当該相続人の所在調査が必要であること、及び当該相続人の関与なしに遺産分割は実現しないことをお伝えし、相手がどのような方であるかがわからないことから、丁寧に相手と話し合いを進めながら状況を探り、お互いが納得できるポイントを見極めることとしました。

解決に向けた交渉の経過

ご依頼者の方は、なるべく争うことなく早期に解決することを望んでおられました。

新たに判明した相続人がどのような人物であるか不明でしたので、担当弁護士はご依頼者にどのような可能性があるのかを丁寧に説明しました。

その上で担当弁護士は、可能な限り穏便な手段及び言葉を用いて他の相続人に接しました。新たに判明した相続人は穏やかな方で、担当弁護士の話を丁寧に聞いてくれました。

当事務所が関わった結果

存在すら認識していなかった相続人が判明した場合、当該相続人の状態、性格、背景、思想等の事情が全く分からず、協議開始後の見通しが読めません。

担当弁護士が連絡を続けた結果、新たに判明した相続人の納得を得ることができ、協議での解決が実現、ご依頼から半年も経たないうちに、早期に解決することができました。

弁護士が対立構図を作り出さないよう丁寧に説明を重ねたことだけでなく、新たに判明した相続人が話の分かる方であったことも、早期解決の要因でした。

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