相続トラブルの解決事例 10
相続トラブルの解決事例 10
ご依頼者の方は、被相続人の甥御様でした。他に相続人として4名いましたが、その内のお一人から遺産分割協議(話合い)の協力が得られず、遺産分割協議が進められないことから当事務所にお越しになられました。
本件のように、他の相続人が遺産分割協議に協力せず、相続人間で遺産分割協議が進められない場合には、調停の申立てにより手続を進めることや、一度弁護士である第三者を交えて協議を進めることも有意義であることを、解決ポイントとして提案いたしました。
当職の受任当初は、受任前に遺産分割協議に協力が得られなかった方と連絡が取れるかどうかわかりませんでした。しかし、遺産調査を終えて具体的な遺産分割案の提案を行ったところ、遺産分割案に同意しますとの連絡(協力)が得られ、無事に解決するに至りました。
当職の受任当初は、交渉による遺産分割の協力が得られず、やむなく裁判所の手続による解決も視野に入れておりました。もっとも、相続人にはご年配の方が多く、裁判所への出席による労力、時間や費用においても負担が大きくならないように、可能な限り交渉による早期解決が最善であると判断し、まずは交渉事件として着手しました。そして、第三者である当職からの電話や書面による連絡を続けることによって、当初は非協力的であると思われた相続人からの協力が得られ、ご依頼から約6か月で解決となりました。
また、本件では、ご依頼者の方から他の相続人が立て替えた葬祭等の諸費用の清算や、相続人の相続分の譲渡も内容としたい旨のご希望があったため、本件相続により生じている問題点を一挙に解決することができました。
土地の遺産相続で意見対立が先鋭化、弁護士が相手相続人の意向を引き出した上でご依頼者の意向をすり合わせ、お互いが納得の行く遺産分割で解決した事案
相手配偶者の干渉が強く当事者間の協議が困難ななか、分割提案を工夫し、約4か月の交渉によって遺産分割協議が成立した事案
相続人が多く協議がまとまらない遺産分割で、弁護士が裁判所の手続きにならないよう粘り強く具体的な遺産分割の提案と説明を行い、約9か月で解決した事案
他の相続人より預金の管理等を巡って根拠のない追求が続いたため弁護士が間に入り、遺産分割の争点を整理しながら丁寧に協議を行い早期に解決した事案
都内の土地が遺産の中心で、当事者間での協議は困難であったが速やかな交渉の結果、代償金提供方式で遺産分割協議が成立した事案
被相続人の養母に面識のない実子がいたため遺産分割協議を弁護士に依頼、弁護士がご依頼者の希望や経緯を丁寧に実子に伝え、ご依頼者の希望に沿う形で解決した事案
感情的な対立に発展した遺産分割協議で、弁護士が相手と丁寧に接触したことで本音を引き出し、お互いが納得できる提案を行い早期に解決した事案
行方不明の相続人がいたため、弁護士が不在者財産管理人の選任を家庭裁判所に申立てて遺産分割協議を進め、スムーズに協議を成立させた事案
相続発生から10年が経過し、数次相続も発生していた相続問題で、弁護士が遺産目録を作成して遺産分割協議を行い、丁寧な交渉によりご依頼者の希望するかたちで解決した事案
被相続人の不動産処理で相手方相続人と意見の相違があり、当事務所の弁護士が適切な代償金の支払いによる交渉を進め、ご依頼者の納得いくかたちで遺産分割協議が成立した事案